以前から、Windows7のパソコンが勝手に(強制的に?)、Windows10にアップグレード(更新)してしまうということがあり、このブログでもいくつかの事例をご紹介しましたが、本日(2016年5月17日)、いっせいに多くのパソコンがWindows10にアップグレードするという事態になりました。
私の職場では、午前中に分かっただけでも8台のWindows7が、自動的にWindows10にアップグレードさせられました。Windows7のパソコンの台数からすると、結構多い比率だと思います。
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今までも何度かWindows10になってしまうことはありましたが、これだけの数のパソコンがいっせいに更新してしまったのは初めてです。
ユーザーに話を聞いてみると、「Windows10にアップグレードするメッセージは出たけど、×をクリックしてウインドウを閉じた。」と言う人が多数でした。
通常はこれで「キャンセル」になるはずです。どうやらアップグレードのメッセージを閉じる(×をクリック)では、アップグレードの予約がされてしまう仕組みだったようです。
明確に「アップグレードしません」を選択?しないといけなかったのでしょうか。
巧妙に仕組まれたワナのようで、今回のマイクロソフトの仕掛けはちょっとひどいと思います。
Windows10を推奨するのは分かりますが、ユーザーだって選ぶ権利があるのです。多くのビジネスユーザーはWindows7で安定して稼働しているでしょうし、Windows10での動作を検証できていない場合も多いでしょう。(個人ユーザーも含めて。)
この自動アップグレードでその間パソコンが使えなくなってしまったユーザーは「仕事にならないよ」と言っていました。私も対応に追われて仕事になりませんでした。
これが日本や世界で起きていたことを想像すると、ものすごい経済損失ではないでしょうか?ユーザーの中には「これウイルスなの?」とか「マイクロソフトのテロ?」などど言っている人もいましたよ。
なお、Windows10からWindows7やWindows8など、元に戻す方法はこちらです。アップグレードから30日以内ならば元に戻せます。
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・Windows10の左下のWindowsマークをクリック。
→設定
→更新とセキュリティ
→回復
→Windows7に戻す
→開始する
→以前のバージョンに戻す理由(どれかを選ぶ)
→次へ
→Windows7に戻す
→Windows7に戻るまで待つ
これで元のWindows7やWindows8に戻るはずです。
今後もWindows10へのアップグレードの勧誘や誘導?がWindows7やWindows8でおこなわれることが予想されます。
アップグレードを希望しない場合は、アップグレードを回避する必要がありますね。
アップグレードを回避する方法は、Windows10を推奨するメッセージを注意深く見て、「×でキャンセル」するのではなくて、「アップグレードしない」の選択肢をえらぶ必要があるようです。
ただし、このメッセージもたびたび変わるようですので、注意して対処して回避するようにしてください。
Windows10が問題なく稼働するユーザーは、Windows10を使ったほうがよりセキュリティも高くて良いのだと思いますが、Windows7を使い続けたいユーザーは、まだまだ注意が必要ですね。
(関連ページ)
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