「Windows7のCドライブ(システムドライブ)が、気が付いたら、いっぱいになってる!」
「空き容量(ドライブの残りの容量)が、ほとんど無い!」
こんなとき、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、Windows7でCドライブの空き容量が少なくなってしまった時の対処事例をご紹介します。
この事例の原因は、IE(Internet Explorer)の一時ファイルが大きくなってしまったことだったのですが、削除するのになかなか苦労しました。
また一般的に、Cドライブがいっぱいになってしまったときの対処についても書いています。
では、どうぞ。
スポンサーリンク
WindowsのCドライブの空き容量が少なくなる原因は?
(概要)
OS:Windows7 Professional
症状:Cドライブの空き容量が極端に少なくなった
(103GBのうち、空き容量は2.3GB)
今回の事例で対処したパソコンは、ノートパソコンです。
デスクトップPCでもノートPCでも、Cドライブの容量確保への対処方法は同じです。
パソコンの利用者に、「何か最近の作業で心当たりはない?」と聞いてみたのですが、特に何も無いとのこと。
動画データや写真データなどのユーザーファイルが増えたわけではなさそうです。
おそらく、LOGファイル(ログファイル)かシステムファイルかバックアップファイルが、勝手に増えているのではないか?と想定されます。
まずは、WindowsのCドライブがいっぱいで、空き容量が少なくなってしまった時の一般的な対処をいくつかご紹介します。
・ユーザーファイルが増えた
動画や写真のファイルを「マイドキュメント」「マイピクチャ」「マイビデオ」などに大量に保存すると、ディスクドライブの空き容量が減ります。
この場合、不要なファイルを削除するか外付けハードディスクやUSBメモリなどにデータを移動すればOKです。
Dドライブがあるパソコンならば、CドライブからDドライブにデータを移動する方法もあります。
・Tempファイル(一時ファイル)が増えた
Windowsは、システムで使う「一時ファイル」が勝手に保存される仕組みになっています。
「Temp」という名前のフォルダに入っているデータは、一時的に作成されたものですので基本的に削除しても大丈夫です。
ただし、システムを構成しているフォルダを操作することになるので、くれぐれも誤まったファイルを削除しないように気を付けてください。
(増えることがあるTempフォルダの例)
>C
>Windows
>Temp
・システムファイルやLogファイルが増え続けている
システムやアプリケーションに何らかの不具合が起きると、本来は削除されるはずのシステムファイルやLogファイルが増え続けてしまうことがあります。
この場合は、どのファイルが増えているかによって個別に対応する必要があります。
(増えることがあるLogファイルの例)
>C
>Windows
>Logs
>CBS
>「CbsPersist_×××.log」
(「CbsPersist_×××.cab」も増えることがある)
今回は、IE(インターネットエクスプローラ)の一時ファイルに不具合が起きましたので、事例をご紹介します。
容量が大きいファイルを探す
まずは、容量の大きいファイル(サイズの大きいファイル)を探します。
Windows7の場合
>左下のWindowsマーク
>コンピューター
>Cドライブを選択
>右上の「コンピュータの検索」
>サイズ
>巨大(>129MB)
これで129MB以上のサイズのファイルがヒットします。
すると、「インターネットエクスプローラの一時ファイル」の動画ファイルがたくさん見つかりました。
フォルダを確認してみると、50GBもあります!!
どうやら、今回はこの一時ファイルが原因のようです。
スポンサーリンク
インターネット一時ファイルの削除
インターネットの一時ファイルは、「ディスクのクリーンアップ」という作業で削除することができます。
>左下のWindowsマーク
>コンピューター
>Cドライブを右クリックして「プロパティ」
>「全般」タブの「ディスクのクリーンアップ」
これを実行すると、その中にインターネット一時ファイルがありますので、削除すればOKです。
ところが・・・
削除できるインターネットの一時ファイルが30MBしかありません。
「ディスクのクリーンアップ」を実行してみましたが、30MBしか容量が増えませんでした・・・。
ふたたび「サイズの大きいファイル」を検索してみると、動画ファイルが消えていません。
インターネットの一時ファイルが削除されていませんでした。
ということで、手動で削除することに。
手順をかんたんに書いておきます。
(実行するときは、自己責任でおねがいします。)
・Administratorなどの別のユーザーでログインする。
(ログインしているユーザーのIE一時ファイルは削除できない。)
・フォルダオプションの「表示」で、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外す。
(Temporary Internet Filesのフォルダが表示されるようになります。)
・下記の「Temporary Internet Files」フォルダを削除する。
>C
>Users
>(ユーザー名)
>AppData
>Local
>Microsoft
>Windows
>Temporary Internet Files
大ざっぱな書き方ですみません・・・。
(よく分からないで作業すると、システムファイルを削除してしまう恐れもあるため、ある程度のスキルがある方を想定して書きました。ご了承ください。)
これで、再起動すると「Temporary Internet Files」のフォルダが再構築されます。
なんと、50GBも削除することができましたよ。
本来、インターネットの一時フォルダは、設定した容量以上に増え続けることはないのですが、何らかのシステムの不具合によって制御ができなくなっていたようです。
同じようにインターネット一時ファイルの削除でお困りの方は、参考にしてみてください。
くれぐれも必要なシステムファイルを削除しないようにご注意ください。。。
スポンサーリンク
(こちらもどうぞ)
エクセルが重くてフリーズしたり動作が遅いときの対処事例(Excel2013とWindows7での事例)
ワードが重くてフリーズしたり動作が遅いときの対処事例(Word2013とWindows7での事例)
ワイモバイル(Ymobile)2年を過ぎても使い続ける理由とは・・。格安スマホの他社に乗り換えないでワイモバイルで契約を更新(継続)しました