あなたのパソコン(PC)が、ある日とつぜんコンピュータウイルスにかかってしまったらどうしますか?
ウイルス対策のソフトを入れてある場合でも、パソコンの画面や動作がおかしくなったり、ウイルスの警告が出てきたら、ちょっとあせりますよね・・・。
では、PCがウイルスにかからないように、ふだんからできることとは、どんなことでしょうか?
ここではWindowsのパソコンについて、コンピュータウイルスにかからないために、かんたんで誰でもできる対策をご紹介いたします。
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パソコンがウイルスに感染しないようにするために、どのように対策したら良いのか?
パソコンのウイルス感染を防ぐために普段からできること
①サポートの切れたOSを使わない
Windowsでサポートが切れたOSというと、次のような種類があります。
Windows95
Windows98
Windows2000
WindowsME
WindowsXP
WindowsVista
などです。(2017年5月現在)
これらのWindwosは、開発したマイクロソフト社が「もうサポートしませんから、最新のWindowsに買いかえてください。」と公式に発表しています。
サポートしないということは、「セキュリティ上の問題点が見つかっても、それには対応しません。」ということです。
ウイルスが侵入するような問題が見つかっても、サポートが終了したWindowsは、マイクロソフトは修正プログラムを作りません。危険が残ったままというわけです。
(ただし、2017年5月に起きた世界的なサイバー攻撃のときには、異例の対応で修正プログラムを作りました。)
サポート中のOS(Windows7やWindows8など)では、セキュリティ上の問題が見つかった場合、マイクロソフトが修正プログラムを「Windows Update(ウインドウズアップデート)」などを利用して発信します。
ときどきパソコンが自動的に更新されるのは、このためです。
とはいっても、企業などでは、まだまだWindowsXPを使っているところも多いですよね。システムやアプリケーションの対応ができなかったり、コストの問題などがあるため、簡単に新しいOSに切り替えられないといった事情もあるのです。
もっとも、家庭用でもパソコンは安いものではありませんから、簡単に新しい機種に買い替えるのがむずかしい場合だってあると思います。
ですが、サポートの切れたOSは、ウイルスやセキュリティ上のリスクがありますので、ご注意ください。
②Windowsを最新の状態にしておく
では、サポート中のWindowsならば安全なのかというと、必ずしもそうではありません。
Windowsは、セキュリティ対策や修正プログラムなどで日々更新されていますので、最新の状態にしておくことが必要です。
どうすればいいのかというと、「Windows Update(ウインドウズアップデート)」や「Microsoft Update(マイクロソフトアップデート)」を実行することです。
たとえば、Windows7ならば、
>画面左下の丸いWindowsのマーク
>すべてのプログラム
>Windows Update
これでウインドウズアップデートの画面に行くことができます。
自動更新にしておけば、パソコンをシャットダウンしたときや起動したときに勝手に更新してくれます。
なお、Windowsの更新は、インターネットに接続していることが必要です。
③ウイルス対策ソフトを入れて最新の状態にしておく
パソコンを使うならば、もはやウイルス対策ソフトは必須です。
ウイルス対策をしないでパソコンを使うということは、カギをかけないで玄関を開けっぱなしにしているようなものです。ぜったいにやめましょう・・・。
ウイルス対策ソフトをインストールしたら、これも常に最新の状態にしておきます。
ウイルス対策ソフトは、特にユーザーが設定をいじらなければ、ふつうは自動で更新されます。
ただし、有効期限がありますので、期限切れには気を付けましょう。有効期間の長い3年版などを買っておくと安心ですね。
④その他のアプリケーションも最新の状態にしておく方がよい
ウイルス対策ソフト以外のアプリケーションも、自動で更新をするものがあります。
通常はこのような更新をしたほうがいいのですが、中には最新版や最新バージョンにすることによって不具合が起こることもありますので、各アプリケーションのホームページなどで確認するとよいでしょう。
または、一般ユーザーのブログなども役に立つことが多いので、自分の使っているアプリケーションの名前で検索してみるといいと思いますよ。
④怪しいメールに気を付ける
ウイルスがパソコンに侵入してくる主な経路として、メールの添付ファイルがあります。
ちょっと前までは怪しいメールは分かりやすくて、英語の意味不明なものだったり、日本語が明らかにおかしいものだったりしたのでした。
ところが、最近ではメールの内容が巧妙になってきて、大手運送会社からの連絡メールに見せかけて、添付ファイルを開かせようとするなどの手口があるのです。
とにかく、メールの内容には良く注意して、よく分からないものは、とにかく削除することです。
特に、正体不明の「添付ファイルを開く」ことは危険です。
「こちらをクリックしてください」とか「ここからダウンロードできます」などと書いてある場合も絶対にクリックしてはいけません。
⑤怪しいホームページを見ない
メールの添付ファイルと同じようにウイルスの侵入してくる主な経路として、ホームページがあります。
怪しいホームページにアクセスしたらウイルスにかかってしまった、ということがあります。
ウイルス対策ソフトは、怪しいホームページをブロックしてくれることもありますが、すべてを防ぐことはできません。
対策としては、興味本位でよく分からないホームページを見ないことです。(といってもどれが怪しいホームページか?の判断はむずかしいですが・・・。)
また、ウイルスとはちょっとちがうのですが、「ウイルスに感染したのでこちらに連絡してください。」と表示して電話をかけさせて、サポートと称してお金をだまし取るサギもありますので、同じように気を付けてください。
どのウイルス対策ソフトがいいの?
ウイルス対策ソフトは色々な種類がありますが、ここでは私のおススメする2つのソフトをご紹介します。
1.ウイルスバスター
有名ですので、名前を聞いたことがあるとおもいます。実際に私も使っていますが、パソコンが重たくなることもなく、パソコン用を買うとスマホにも使えるのでお得です。
2.ノートンセキュリティ
ノートンは世界的にみると一番売れてるウイルス対策ソフトです。私の職場でも、何台かのパソコンにインストールされていますが、安心して使えますよ。
データのバックアップも忘れずに
ウイルス対策をするのは、今ではあたりまえとなっていますが、万が一の場合に備えてデータのバックアップも忘れずにしておきましょう。
ウイルスにかからなくても、パソコンの故障でデータが消えてしまうこともあります。
そのような場合に備えて、少なくとも2か所にはデータを保存しておきましょう。
パソコン本体のデータをUSB外付けハードディスクにコピーしておくと安心ですね。
これらのウイルス対策は一般的なものですが、ウイルスにかからないことを保証するものではありません。
(お約束ですが、パソコンの利用は自己責任でお願いします。)
それにしても、コンピュータウイルスは日々巧妙になってきていて、結局はウイルスと対策ソフトとのいたちごっこなんですよね。
あなたのデータを守るためにも、ウイルス対策をしておくことをおススメします。
「ウイルス対策ソフトを使わない」のは危険ですよ!
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