ニンテンドー3DSや2DSのソフトには、ダウンロード版とパッケージ版がありますが、販売される値段は同じではなくて差がありますね。
パッケージに特典が付いてくる場合ならば理由が分かりますが、そうではないソフトは、同じゲーム内容なのになぜ値段がちがうのでしょう?
意外な理由がわかりましたので、興味のある方は下記をごらんください。
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ダウンロード版とパッケージ版で売値(値段)がちがうのは、3DSもWiiUのソフトも同じですね。
どちらかというと、ダウンロード版のほうが高い(あまり値引きされない)、パッケージ版のほうが安い(値引き額が大きい)という傾向にあるようです。
ダウンロード版とパッケージ版の、メリットとデメリットについては、こちらのページを参考にどうぞ。
ニンテンドー3DSや2DSのダウンロード版とパッケージ版のちがいは?メリットとデメリットについての比較
ちなみにどちらでもソフトの中身は同じですので、ゲーム内容はまったく同じです。
では、なぜ販売される値段がちがうのでしょうか?
答えは、2015年6月の任天堂の株主総会での、当時の岩田社長の回答にありました。
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/150626qa/index.html
その概要をまとめると、
・任天堂はダウンロード版もパッケージ版も同じ値段で売るべきだと考えている。
・小売店(家電量販店など)がソフトを仕入れるときの値段(卸価格:おろしかかく)に差がある。
・ダウンロード版は小売店は在庫を持たなくていい。売れた時に仕入れと販売が同時に起こる仕組み。
・パッケージ版は小売店が買い取るので、売れなければ在庫になって残る。その在庫リスクを考慮して、卸価格が安めになっている。
・販売価格は小売店が決めるので、上記の理由により差がでてくる。
→卸価格の安いパッケージ版のほうが販売価格も安くできる。
・ユーザーにとって、ダウンロード版が割高と感じるかもしれないと任天堂も認識していて、2015年の秋に予定している新しい会員サービスで何らかの対応をしていく予定。
とのことです。
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これに対してネット上では、「消費者・ユーザーよりも小売店に配慮している」ことに反発する意見や逆に理解を示す意見などが出ています。
私の個人的な感想としては、「価格差の理由は理解できたけど、ダウンロード版のほうが高いのはどうもしっくりこないなあ。」です。
普通に考えれば、「在庫リスクが無くてコストが少ないダウンロード版のほうが安く売ることができるのでは?」と思うからです。
任天堂は「ソフトの価値」を重視していて、販売形態に関係なく同じ値段で売りたいと考えているようで、その考え方も理解できます。
でもユーザーとしては単純に、ダウンロード版を安く買って遊びたいですよね?
また、ダウンロード版を普及させたいのならば値段に優位性があったほうがいいのでは?という考えもあります。
Wii Uのスーパーマリオメーカーでは、
・パッケージ版(5700円)
・ダウンロード版(4700円)
とダウンロード版を安く設定しています。
Amazonなどで販売価格を見ても、ダウンロード版のほうが安くなっていますね。
マリオメーカーだけの特別対応なのでしょうか?
それとも任天堂のダウンロード版に対する考え方が少し変わったのでしょうか?
新しく始まる会員サービス(マイニンテンドー)も気になるところです。
どうも任天堂はダウンロード版を推奨しているようにも思えるのですが・・・。
任天堂の今後の動向を見守りたいと思います。
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